【TOPIK】쓰기(作文)対策!確実な勉強法と高得点を目指すコツ
こんにちは、まるです!
TOPIKを勉強する上で、重要なカギとなる쓰기(作文)。
쓰기の問題は、内容が難しいだけでなく記述量も多いため、苦手意識を持っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、対策をすれば高得点を狙える領域こそが쓰기で、書き方さえ分かれば点数アップ間違いなしなんです!
ということで今回は、TOPIKの쓰기(作文)の勉強法について解説していきます。
留学中に語学堂の先生から聞いた情報も盛り込んでいるので、ぜひ最後までご覧ください!
ちなみにこちらが、私が初めて受けたTOPIKⅡの点数です。
語学堂3級のときに受けたものですが、TOPIKでは5級を取得しました!
TOPIK対策におすすめの参考書は以下の記事にまとめているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
TOPIK쓰기(作文)の問題概要
まずTOPIKの쓰기は、51番~54番までの全4問です。
どうして51番からなのかというと、쓰기の前に듣기(聞き取り)の問題が50問あるからで、듣기(50分)が終わるとすぐに쓰기(60分)の問題が始まります。
試験時間
「듣기(50分)+쓰기(60分)=計110分」という、かなりハードなスケジュールになっています。
問題冊子は1冊で、前半50問は듣기の問題、後半4問は쓰기の問題です。解答用紙は2枚に分かれています。
ちなみに、듣기の試験中に쓰기の問題を解くのは禁止されています。
問題概要
- 51番:穴埋め問題(2つ)
- 52番:穴埋め問題(2つ)
- 53番:グラフや表を読み取り要約(200~300字)
- 54番:与えられたお題に対する自分の意見を長文記述(600~700字)
쓰기の問題:51番(10点)
51番は、穴埋め問題です。
まとまった文章の中に空欄( )が2つあるので、前後の内容から( )に入る正しい文章を推測します。
51番で出てくる単語や文法は3級水準なので、そこまで難しくありません。
私の感覚では、『できる韓国語 初級Ⅱ』を理解できる程度であれば十分解けます。
쓰기の問題:52番(10点)
52番も、51番と同じく穴埋め問題です。
前後の内容から空欄( )に当てはまる文章を推測して書きます。
ただ51番と異なる点は、使われる単語や文法が3~4級水準へと少し難易度が上がるところです。
쓰기の問題:53番(30点)
53番は、グラフや表から読み取れる情報を200~300字にまとめる問題です。
ざっくりと日本語で例文を挙げると、以下のような感じになります。
例)○○市の人口数の変化について、△△機関で調査を行った。調査の結果、2001年は…だったが、2021年には…。人口が増加した原因は…と…だ。このような増加が続くと、これから…。
自分の意見や感情を書くのではなく、書かれている内容(読み取れる事実)のみを漏れなく書く必要があります。
一見難しいように聞こえますが、コツを掴めば点数を伸ばせる問題です。
쓰기の問題:54番(50点)
54番は、与えられたお題に対して自分の考えを600~700字で述べる問題です。
字数が多いだけでなく、問題の内容も難しくなるため、一気に難易度が上がります。
過去に出たお題
- 創造力の必要性と、それを育てるための努力
- 青少年期の重要性
- 早期教育の長所と問題点
韓国語力の問題もそうですが、日本語で書くのも一苦労するような内容ですよね。
54番は練習を重ねて、問題慣れしていくことが大切です。
こちらの参考書に練習問題が豊富に用意されているので、とにかく問題をいくつも解いて感覚を覚えましょう!
TOPIK쓰기(作文)の勉強方法
では一体どのように勉強すれば良いのか?気になる部分ですよね。
問題形式を理解したところで、次は勉強方法について紹介します。
もちろん、人によって合う勉強法は異なりますが、私は以下の手順で勉強しました。無駄なく勉強できたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 問題の解き方を知る
- 使える単語や表現を覚える(53・54番)
- 過去問を解きまくる
- 添削してもらう
①問題の解き方を知る
쓰기の勉強で最初にすることは、「問題の解き方を知る」ことです。
単語や文法を勉強したり、過去問を解くことも大切ですが、まずは「どのように問題を解いたら良いのか」というところから勉強しましょう。
穴埋め問題(51・52番)の解き方
- 空欄に入る「単語」を考える(見つける)
- 単語と文法を組み立てる
- 文体を合わせる
第60回の51番【1つ目の空欄(ㄱ)】を例に考えてみましょう。
長いので、知っているよー!という方はスキップしてくださいね。
①空欄に入る「単語」を考える(見つける)
ここではまず、‘출입증이(出入証が)’という単語の後に続く単語を考えます。直後に’출입증을 만들면…(出入証を作るなら…)’とあることから、今は持っていないことがわかります。
そのため、‘출입증이’に続く空欄( )には、「必要だ」という単語が入ることがわかりますね。
②単語と文法を組み立てる
「必要だ(필요하다/있어야 하다)」をそのまま入れるわけにはいかないので、文法を使って正しい文章に直します。
空欄の前を見てみると、’선배에게 물어보니(先輩に聞いてみると)’とあります。
となると、空欄( )に入る文法として正しいのは、「間接話法」です。’-다고 하다’と組み合わせて、「필요하다고 하다/있어야 한다고 하다(必要だと言います)」となります。
③文体を合わせる
最後に、本文で使われている文体に合わせて’-습니다’体にすると、「필요하다고 합니다/있어야 한다고 합니다」が答えとして正しいことがわかります。
51番と52番の問題は、このようにして段階的に考えていくと、間違いを減らすことができます!
53番の解き方のポイント
- 記載されている内容は全て書く
- 調査項目をそれぞれ比較する
- 原因や展望の部分は、単語を文章に直す
53番のポイントは、書かれている内容は全てまとめることです。
①記載されている内容は全て書く
調査内容や調査機関、調査対象などはもちろんのこと、グラフに書いている数字やその単位までを省略することなく全て書きましょう。
②調査項目をそれぞれ比較する
とは言っても、記載されている内容を全て書けばOKということではありません。
ただ単に説明するのではなく、調査項目をそれぞれ比較しながら書くのもポイントです。(良い例:○○の数は大きく増えた一方で、△△の数は減少した。)(悪い例:○○の数は増えた。△△の数は減少した。)
③原因や展望の部分は、単語を文章に直す
近年の傾向では、「原因」や「展望」をまとめる問題も出題されています。資料には、『原因:○○の増加』『展望:20△△年 □倍↑』のように端的にまとめられています。
しかしそれを、『○○が増加したことが原因だ』『20△△年には○○が□倍になることが予想されている』といった文章に直して書く力が求められます。
最初の方にも伝えましたが、53番は練習すれば必ず高得点を狙える問題です。
適切な書き方や使える単語、表現を覚えておきましょう。
54番の解き方
- いきなり韓国語で書き始めない
- 日本語で自分の意見をまとめる
- 問題文に使われている単語や表現を、違う表現に置き換える
54番に関してはレベルの高い問題になってくるので、人によって解き方に大きく違いが出てきます。
TOPIKⅡを始めて受験する方や、쓰기が苦手という方は、この方法を参考にしてみてください。
①いきなり韓国語で書き始めない
쓰기は時間との勝負なので、「とにかく早く書き始めなければ!」と思う方も多いです。しかし焦らずに、まずは頭の中で考える時間をとることをおすすめします。
②日本語で自分の意見をまとめる
書き始める前に、書く内容を日本語でざっくりとメモしておきましょう。幸いにも54番は、書かなければいけない項目が3~4つ挙げられています。それぞれの項目に対する自分の考えを、1文程度で書き出すと良いです。
③問題文に使われている単語や表現を、違う表現に置き換える
高得点を狙うポイントとしては、問題文に出てきた単語や表現を、違う単語や表現に置き換えて記述することです。同じ単語を何度も繰り返し使用するのは避け、異なる表現を使いましょう。
②使える単語や表現を覚える
問題の解き方がわかったら、次は「使える単語や表現を覚える」ステップです。
- 51・52番:頻出の文法を確認する(依頼表現、間接話法 など)
- 53番:自分が書きやすい表現を最低1つ覚える(書き出しに使える表現など)
- 54番:表現を覚える(導入部分、自分の意見を述べる部分、一般的な意見を述べる部分、結論部分 など)
51・52番は、初級~中級レベルの文法をマスターできていれば問題ありませんが、頻出の文法から押さえておくのもOKです。
53番は、とにかく自分が書きやすい表現を覚えておくことが高得点への近道!難しい表現を使おうとせず、ミスなく書ける単語、文法を使って書く練習をしましょう。
54番はお題によって書く内容は異なりますが、導入や結論の一般的な書き方を知っておくと、「何から書き始めたらいいの?終わり方は?」という不安がなくなります。
③過去問を解きまくる
問題の解き方を知り、単語や表現を覚えることができたら、後は「過去問を解きまくる」しか方法はありません。
TOPIKのテキストで練習問題を解く、もしくはTOPIK公式サイトから過去問題を解くこともできます。
私のおすすめのテキストは『TOPIKの合格レシピ』です!
④添削してもらう
最後は「添削してもらう」です。
書いた文章をそのままにしておくのはもったいないですよね><
とは言っても、近くに添削してくれるような人がいない方も多いはず…
そんな方は、ココナラの韓国語添削サービスを利用してみるのはどうでしょうか?
500円~という低単価で利用できるサービスもあるので、ぜひ試してみてください!
TOPIK쓰기(作文)のポイント!
最後は、TOPIKの쓰기で高得点を取るためのポイントを3つ紹介します。
最初は難しい部分もあると思いますが、練習を重ねて慣れていきましょう。
- 時間配分を決めておく
- 同じ表現を何度も使わない
- 高級の単語・文法を使う
時間配分を決めておく
TOPIKの쓰기の試験時間は50分です。
50分で4問と聞くと、なんだかいけそうな気がしますよね?
しかし意外とカツカツなんです…><
参考までに、私がTOPIKの勉強をしていたころの時間配分を見てみましょう。
- 51番:穴埋め(5分)
- 52番:穴埋め(5分)
- 53番:表やグラフのまとめ(10分)
- 54番:長文記述(30分)
人によって得意・不得意が異なるので上記の時間配分が正しいとは言えませんが、日頃から時間を意識して解く練習をしておくと、本番で焦ることもなく安心です!
同じ表現を何度も使わない[53番・54番]
これは53・54番に限ったポイントですが、同じ単語や表現を繰り返し何度も使うのは望ましくありません。
例えば53番で頻出の「増える、上がる」という意味の単語は、「증가하다」や「많아지다」、「올라가다」のように、複数の単語を使い分けるのがポイントです。
쓰기の練習をするときは、こういった部分にも気を遣ってみましょう!
高級の単語・文法を使う[54番]
最後の54番の問題では、レベルの高い単語や文法を使うことで、より点数が高くなると言われています。
もちろん正しく使える必要がありますが、知っている高級の単語・表現があれば、積極的に使用しましょう。
逆に53番は、必ずしも高級の単語や文法を使う必要はありません。記載されている情報を正しくまとめることが大切なので、ミスなく書くことを最優先してくださいね!
TOPIK쓰기(作文)の勉強法:まとめ
問題概要
- 51番:穴埋め問題(2つ)
- 52番:穴埋め問題(2つ)
- 53番:グラフや表を読み取り要約(200~300字)
- 54番:与えられたお題に対する自分の意見を長文記述(600~700字)
쓰기の勉強方法
- 問題の解き方を知る
- 使える単語や表現を覚える(53・54番)
- 過去問を解きまくる
- 添削してもらう
쓰기のポイント
- 時間配分を決めておく
- 同じ表現を何度も使わない
- 高級の単語・文法を使う