【TOPIK쓰기53番】解き方のポイントや手順、コツを解説!


TOPIKの勉強をしているけれど、쓰기53番の解き方が全然わからない…どのように解答すればよいかポイントを教えてください!
上記のような悩みを持つ方に向けて、今回はTOPIK쓰기53番の解き方のポイントや手順、コツを徹底的に解説します。
わたしが韓国の語学堂へ留学中に語学堂の先生から教えてもらった内容をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の内容
- TOPIK쓰기53番の概要
- TOPIK쓰기53番を解くポイント
- TOPIK쓰기53番を解く手順
- TOPIK쓰기53番の回答例
- TOPIK쓰기53番で高得点を取るコツ

TOPIK쓰기53番の概要
TOPIK쓰기53番の問題は、グラフや表から読み取れる情報を200~300字にまとめる問題です。
与えられた情報を分析し、正確に要約する力が求められます。
問題の例を見てみましょう。(TOPIKの問題は著作権で保護されているため、以下は実際の問題から一部変更しています。)

上記は人口の増加・減少に関する問題です。このようにグラフや言葉などでまとめられた調査の内容を、簡潔に韓国語でまとめていきます。

こんなにも複雑な内容を韓国語でまとめるなんでできるかな…?

大丈夫!解き方のポイントがあるから、それに沿って考えていけばOKだよ!

TOPIK쓰기53番を解く際のポイント
53番の問題を解く際は、次の3つのポイントを覚えておきましょう。
- 文章は過去形で書く
- 3つの項目を確認して最初の一文を書く
- 図やグラフは3つのパートに分けて考える
1つずつ解説していきます。
文章は過去形で書く
まず前提として、53番の問題は調査の結果がまとめられているため、過去形で書きます。
「~についての調査を実施した(○○에 대한 조사를 실시하였다)」や「増加した(증가했다)」、「減少した(감소했다)」のように、過去形で書くようにしてください。
「~についての調査を実施しました(○○에 대한 조사를 실시하였습니다)」のような敬語で書くのもNGです。
3つの項目を確認して最初の一文を書く
53番の問題を解き始める前に、必ず次の3つの項目を確認してください。
最初に確認すべき3つの項目
- 調査機関(조사 기관):どこで調査したものか
- 調査対象(조사 대상):誰を対象にした調査か
- 調査主題(조사 주제):調査のタイトルは何か
これら3つを確認した後、最初の一文を書き始めます。詳しい解説は後述するので、この段階では何となくの理解でOKです。
図やグラフは3つのパートに分けて考える
TOPIK쓰기53番の問題は、図やグラフが3種類あることがほとんど。
すべてを一気にまとめようとするのではなく、3つのパートに分けて1つずつ考えるのがおすすめです。

まず1つ目のパートは、左側の赤い四角で囲われた箇所です。1つ目の調査が書かれています。ここを1つのパートと捉えてください。
2つ目のパートは右上の図(青色の部分)です。2つ目の調査が図やグラフになっています。
3つ目は右下(緑色の部分)です。一般的に原因や展望などが端的にまとめられていることが多くあります。

それぞれの詳しい解説はこの後にするよ!
TOPIK쓰기53番を解く手順
次は、53番を解く手順を解説していきます。原稿用紙に解答を記述する際は、以下の4つの順に記入しましょう。
- 「調査機関・調査対象・調査主題」を確認して冒頭の一文を完成させる
- 「1つ目の調査」をまとめる
- 「1つ目の調査」と比較しながら「2つ目のグラフ」の内容を説明する
- 原因・展望をまとめる
各パートをどのようにまとめるのか、詳しく解説していきます。
①「調査機関・調査対象・調査主題」を確認して冒頭の一文を完成させる

53番の問題を解くにあたりまずは、「調査機関・調査対象・調査主題」の確認を行います。
- 調査機関(조사 기관):どこで調査したものか
- 調査対象(조사 대상):誰を対象にした調査か
- 調査主題(조사 주제):調査のタイトルは何か
調査機関と調査対象は1つ目の調査の上に記載され、調査主題は問題文の中に書かれています。
この3つの確認ができたら、「○○(調査機関)で○○(調査対象)を対象に○○(調査内容)の設問調査を行った。」という冒頭の一文を作ります。
ただ、どの問題にもすべての項目が記載されているわけではありません。調査対象が省略されている場合もあれば、調査機関および調査対象が省略されている場合もあります。
提示される項目のパターン3つ
- 調査機関〇、調査対象〇、調査内容〇
- 調査機関〇、調査対象✕、調査内容〇←今回当てはまるのはこちら
- 調査機関✕、調査対象✕、調査内容〇

たとえば今回の例では、調査機関が『인주시 사회연구소(インジュ市社会研究所)』、調査対象はなし、調査主題は『인주시의 가구 수 변화(インジュ市の世帯数変化)』です。
このように3つの項目を素早く見つけ、「○○(調査機関)で○○(調査対象)を対象に○○(調査内容)の設問調査を行った。」という冒頭の一文を書き出します。
まとめてみると、以下のようになります。
日本語:
인주시 사회연구소で인주시의 가구 수の調査を行った。
韓国語:
인주시 사회연구소에서 인주시의 가구 수에 대한 조사를 실시하였다.
基本的には、○○에서 ○○을/를 대상으로 ○○에 대한 (설문) 조사를 실시하였다(했다).(○○で○○を対象に○○についての(設問)調査を実施した。)の型に当てはめればOK。
ただ先ほどお伝えした通り、提示されている項目に応じて、書き方を少し変える必要があります。
記載されていない事項は説明してはいけないので、書かれている内容だけまとめるようにしてください。
調査機関 (조사 기관) | 調査対象 (조사 대상) | 調査内容 (조사 내용) |
---|---|---|
○○에서 | ○○을/를 대상으로 | ○○에 대한 설문 조사를 실시하였다(했다) |
○○에서 | ✕(該当なし) | ○○에 대한 조사를 실시하였다(했다) |
✕(該当なし) | ✕(該当なし) | ○○에 대한 조사를 실시하였다(했다) |
まとめ方の例(調査機関〇、調査対象〇、調査内容〇)
・日本語
【調査機関】で【調査対象】を対象に【調査内容】について設問調査を実施した。
・韓国語
○○에서 ○○을/를 대상으로 ○○에 대한 설문 조사를 실시하였다(했다).
※調査対象がある場合は人に対するアンケートである可能性が高いので、「設問調査(설문 조사)」にします。
まとめ方の例(調査機関〇、調査対象✕、調査内容〇)
・日本語
【調査機関】で【調査内容】について調査を実施した。
・韓国語
○○에서 ○○에 대한 조사를 실시하였다(했다).
まとめ方の例(調査機関✕、調査対象✕、調査内容〇)
・日本語
【調査内容】について調査を実施した。
・韓国語
○○에 대한 조사를 실시하였다(했다).
このように「調査機関・調査対象・調査内容」を真っ先に確認し、冒頭の一文を完成させよう!紹介した韓国語文の型に当てはめるだけでOKだよ。

②「1つ目の調査」をまとめる

冒頭の一文が完成したら、次は1つ目の調査をまとめていきます。
1つ目の調査のポイント
- グラフに明記されてある数字は必ず反映させる
- 書き始める前に調査内容をざっくり押さえる
グラフに明記されてある数字は必ず反映させる
53番の問題ではどの調査も数字が記されています。今回の場合は「2000년」「2024년」「20만」「30만」「1.5배」の5つです。
このような数字はすべて漏れなく拾ってください。すべての数字を文章に反映させる必要があります。
書き始める前に調査内容をざっくり押さえる
いきなり文章を書き始めるのではなく、グラフから読み取れる内容をまとめるのがおすすめです。調査の題名や変化を抑えておきましょう。
- 인주시의 가구 수に関する調査
- 2000年は20万世帯、2024年は30万世帯
- 1.5倍に増加

1つ目のポイントで解説した通り、数字が漏れなく入っているね!
上記内容を文章にすると、「인주市の世帯数は、2000年20万世帯から2024年30万世帯へ1.5倍増加した」となります。これを韓国語に直せばOK。
1つ目の調査の回答例
○○은/는 -년 ○○에서 -년 ○○(으)로 X배 증가하였다.
→【調査内容】は~年【数字】から~年【数字】へX倍増加した。
今回の場合は以下が正しい例です。
인주시의 가구 수는 2000년 20만 가구에서 2024년 30만 가구로 1.5배 증가하였다.
→인주市の世帯数は、2000年20万世帯から2024年30万世帯へ1.5倍増加した。
③「1つ目の調査」と比較しながら「2つ目のグラフ」の内容を説明する

3つ目のステップは、右の上側にある2つ目のグラフ内容のまとめです。ここでのポイントは3つ。
2つ目の調査のポイント
- 1つ目の調査との関係を述べる
- 2つ目の調査の中での違いを明らかにする(Aは増加、Bは減少など)
- 同じ表現は避ける
1つ目の調査との関係を述べる
まず意識したいのは、1つ目の調査との関係を述べることです。
今回、1つ目の調査は「インジュ市の世帯数」であったのに対し、2つ目の調査は「インジュ市の人員別の世帯比率」となっています。
このことから、1の調査をさらに具体的に行ったのが2の調査と言えるでしょう。1つ目の調査を説明した後2つ目の調査の説明に移る際、これら2つの関係に着目して連携させてください。
回答例
인원수별 가구의 비율을 구체적으로 살펴본 결과,~
→人数別世帯数の比率を具体的に見た結果、~
2つ目の調査の中での違いを明らかにする(Aは増加、Bは減少など)
2つ目のポイントは、調査②の中でも「比較」を意識することです。

たとえば今回の例で言うと、「1인 가구(1人世帯)と2~3인 가구(2~3人世帯)は増加した。一方で、4인 이상 가구(4人世帯以上)は減少した」ことがわかります。
このような調査②の中の違いを明確に述べてください。
回答例
-년부터 -년까지【項目①】은/는 -%에서 -%로 급증하였고【項目②】은/는 -%에서 -%로 증가하였다. 반면에 【項目③】은/는 -%에서 -%로 크게 감소하였다.
→~年から~年、【項目①】は〇%から〇%に急増し、【項目②】は〇%から〇%に増加した。一方で【項目③】は〇%から〇%に大きく減少した。
今回の回答例はこちら。
2000년부터 2024년까지 1인 가구는 12%에서 24%로 급증하였고 2~3인 가구는 45%에서 50%로 증가하였다. 반면에 4인 이상 가구는 38%에서 19%로 크게 감소하였다.
同じ表現は避ける
53番の問題はグラフが出ることが多いため、「증가하였다(増加した)」や「감소하였다(減少した)」という表現がよく出てきます。
ただ増加・減少するたびに同じ表現を何度も使用するのは望ましくありません。増加・減少の程度によって使用する表現を変えることを意識してください。
グラフの説明で使える表現
- 増加した:증가하였다(★よく使う)
- 減少した:감소하였다(★よく使う)
- 大きく増加した:크게 증가하였다
- 大きく減少した:크게 감소하였다
- 急増した:급증하였다
- 急減した:급감하였다
④原因・展望をまとめる

最後のステップは、右下のまとめです。
一般的には「原因(원인)」や「展望(전망)」が単語で簡単に記されているので、文章に直します。単語を並べるだけでなく、しっかりと文でまとめるのが重要です。
「原因(원인)」を述べるときの例
- 이는 -기 때문이다.:これは~のせいだ。
- 이러한 감소/증가의 원인은 -때문인 것을 들 수 있다.:このような減少/増加の原因は~であることが挙げられる。
- 이러한 변화는 -의 결과로 보인다.:このような変化は~の結果だと言える。
今回は「20대 독립↑(20代独立の増加), 노인 가구↑(高齢者世帯の増加)」が原因だと記されているので、以下のように記述できます。
이는 20대의 독립이 증가하고 노인 가구가 증가했기 때문이다.
→これは20代の独立が増加し、高齢者世帯が増加したためだ。
이러한 변화는 독립한 20대와 노인 가구 증가의 결과로 보인다.
→このような変化は独立した20代と高齢者世帯の増加の結果だと言える。
「展望(전망)」を述べるときの例
- -(으)ㄹ 전망이다.:~する見通しだ。
- -(으)ㄹ 것으로 전망된다.:~と予想される。
今回の例では展望が「2050년 1인 가구 45% 이상(2050年1人世帯が45%以上)」と端的に書かれているので、これを文章に直します。
2050년에는 1인 가구가 45% 이상이 될 전망이다.
→2050年は1人世帯が45%以上になる見通しだ。
2050년에는 1인 가구가 45% 이상이 될 것으로 전망된다.
→2050年には1人世帯が45%以上になると予想される。
TOPIK쓰기53番の回答例【全文】
ここで一度、今回用意した例の回答例を見てみましょう。解答の手順は以下の通りです。
- 「調査機関・調査対象・調査主題」を確認して冒頭の一文を完成させる
- 「1つ目の調査」をまとめる
- 「1つ目の調査」と比較しながら「2つ目のグラフ」の内容を説明する
- 原因・展望をまとめる

韓国語の回答例
인주시 사회연구소에서 인주시의 가구 수에 대한 조사를 실시하였다.인주시의 가구 수는 2000년 20만 가구에서 2024년 30만 가구로 1.5배 증가하였다.인원수별 가구의 비율을 구체적으로 살펴본 결과, 2000년부터 2024년까지 1인 가구는 12%에서 24%로 급증하였고 2~3인 가구는 45%에서 50%로 증가하였다. 반면에 4인 이상 가구는 38%에서 19%로 크게 감소하였다.이러한 변화는 독립한 20대와 노인 가구 증가의 결과로 보인다.2050년에는 1인 가구가 45% 이상이 될 전망이다.
日本語訳
インジュ市社会研究所でインジュ市の世帯数について調査を実施した。インジュ市の世帯数は2000年20万世帯から2024年30万世帯へと1.5倍増加した。人数別世帯の比率を具体的に調べた結果、2000年から2024年まで、1人世帯は12%から24%に急増し、2~3人世帯は45%から50%と増加した。反面、4人以上の世帯は38%から19%へ大きく減少した。このような変化は独立した20代と高齢者世帯の増加の結果だと言える。2050年には1人世帯が45%以上になると予想される。
TOPIK쓰기53番で高得点を取るコツ
最後はTOPIK쓰기53番で高得点を取るコツを3つお伝えします。
- 問題の解き方を理解する
- 便利な表現を暗記する
- 過去問を解いて問題に慣れる

これでわたしは語学堂3級在籍のときに、쓰기で平均点の35.88点を大きく上回る66点を獲得したよ!
問題の解き方を理解する
쓰기53番に限った話ではありませんが、TOPIKを解く上で「どのように解くか」を知ることは非常に重要です。
今回の53番で言うと、まずは①「調査機関・調査対象・調査主題」を確認して冒頭の一文を完成させる。次に②「1つ目の調査」をまとめる。のように、問題の解き方を知っておくことで解答時間を最小限に抑えられます。
とくに韓国語初級~中級の方は、この点を意識することで得点を伸ばせるでしょう。
TOPIK쓰기53番を解く手順
- 「調査機関・調査対象・調査主題」を確認して冒頭の一文を完成させる
- 「1つ目の調査」をまとめる
- 「1つ目の調査」と比較しながら「2つ目のグラフ」の内容を説明する
- 原因・展望をまとめる
便利な表現を暗記する
図やグラフを完結にまとめる53番の問題は一見難しく見えますが、役立つ表現を暗記できたらスムーズに解答できます。
たとえば冒頭で記述すべき「○○(調査機関)で○○(調査対象)を対象に○○(調査内容)の設問調査を行った。」という一文も、韓国語のパターンに当てはめたらOK。
「増加する」は「증가하다」、「減少する」は「감소하다」など、よく使う表現は暗記しておきましょう。
近年は「原因」や「展望」をまとめる問題がよく出題されるので、この2つが出てきた際に使える表現を押さえておくのがおすすめです。
過去問を解いて問題に慣れる
後は過去問を何度も解いて問題に慣れるのが一番!覚えた表現をきちんと使えるか、実際に問題を解きながら試してみます。
過去問を解くと時間配分も掴めるようになるので、本番も同じように解答できるようになります。
トリリンガルのトミさんのサイトから過去問をダウンロードできるので、ぜひご活用ください。
わたしはこちらの『合格レシピ』という教材を使っていました。練習問題も多く解説もしっかりしているので、教材選びに悩んでいる方はおすすめです。

TOPIK쓰기53番の対策をしてテストに挑もう
複雑な図やグラフのせいで쓰기53番を避ける方も多いですが、解き方さえ覚えられたら高得点を狙える問題でもあります。
問題文が変わってもパターンはよく似ているので、練習すれば確実に上達します。
今回ご紹介したポイントや解く手順、高得点を取るコツを参考に、TOPIK쓰기53番に取り組んでみてください!