【韓国語初心者】パッチムをマスターしよう。<ハングル勉強 STEP 4>
ハングルを順調に勉強していたのに、パッチムが出てきて諦めかけています…
という人も多いのではないでしょうか?
パッチムは日本語にはないので、理解するのが難しいですよね。
しかしここを乗り越えられたらハングルのゴールはすぐそこ!!
今回はSTEP 4 「パッチム」について詳しく解説していきます。
パッチムって何?
解説を始める前に、まずパッチムって何…?というところから説明します。
ずばり「パッチム」とは、「子音+母音+子音」の最後の子音のことです。
STEP 1 <ハングルの構成を理解>でも説明しましたが、ハングルは「子音+母音」もしくは「子音+母音+子音(パッチム)」でできています。
上の図だと、パターン③④の黄緑の部分がパッチムとなります。「下敷き」という意味があり、文字の下敷きとなる位置にきているのがわかりますね。
例えば、パターン③韓国風のり巻きの「キンパ」を見てみましょう。
ㄱ(子音)+ㅣ(母音)+ㅁ(パッチム)
ㅂ(子音)+ㅏ(母音)+ㅂ(パッチム)
どちらも子音+母音の下側にパッチムがきていますね!
パターン④の例としては「服」を意味する単語があります。
ㅇ(子音)+ㅗ(母音)+ㅅ(パッチム)
こちらは上から順に子音→母音→パッチムとなっていますね!
パッチムがある字はこのように作られています(^^♪
パッチムに使われる子音
では次にパッチムの種類についてです。
韓国語には19個の子音があります。
- 平音:10個
- 激音:4個
- 濃音:5個
その中でもパッチムに使われる子音は16個。
発音は7種類のみです。
つまり、異なる子音でも同じ発音になるものがあるということだよ!
では単語の例を見ながら1つずつ発音を見ていきましょう。
パッチムの発音
「真っ赤」の「っ」の音。
口を開けたまま喉を締め付けるように発音。
例)약(薬)
「葉っぱ」の「っ」の音。
口を閉じて音を止める。
例)잎(葉っぱ)
「やったー」の「っ」の音。
舌先が上の歯の裏に付くところで音を止める。
例)옷(服)
「ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ,ㅎ」は子音で学習した音と異なるので要注意です!
「だんご」の「ん」の音。
音が鼻を抜けるような感じで、響いた音になる。
例)방(部屋)
鼻をつまむと音が出なくなるよ!
「さんま」の「ん」の音。
口を閉じたまま音が止まる。
例)김치(キムチ)
「みんな」の「ん」の音。
舌先が上の歯の裏に付くところで音を止める。
例)산(山)
「l(エル)」の発音。
舌先が上の歯に付くところで音を止める。
例)물(水)
子音をマスターすれば、パッチムの発音はそこまで難しくありません。
覚えるコツとしては、パッチムの種類が一番多い「ㄷ(t)」以外のものを覚えること!
- 「ㄱ,ㅋ,ㄲ」は「ㄱ(k)」の音。
- 「ㅂ,ㅍ」は「ㅂ(p)」の音。
- ㅇ,ㅁ,ㄹ,ㄴは子音のままの発音。
- それ以外が「ㄷ(t)」の音。
このように工夫して覚えるのがポイントです(^^)/
二重パッチム
二重パッチムとは、子音が二つ重なってできるパッチムのことです。
ダブルパッチムとも呼ばれます。
例外もありますが、次の2つのルールを覚えておきましょう。
基本的には左側の子音を読む。
「ㄺ,ㄻ,ㄿ」の3つは右側の子音を読む。
二重パッチムの読み方
他にもたくさん単語がありますが、左側のパッチムを読む単語は上のような読み方になります。
二重パッチムの読み方【例外】
では次に、右側のパッチムを読む単語を見てみましょう。
右側のパッチムを読むのは「ㄺ,ㄻ,ㄿ」の3つだったね!
これらは先ほどの例と違い、右側のパッチムだけを読みます。
このように、二重パッチムは基本的にはどちらか一方のパッチムを発音します。
右側を読む3つを覚えてしまえば簡単ですね◎
とは言っても、その3つが覚えられないですTT
右側を読む二重パッチムを覚えるコツ
右側を読む二重パッチムの覚え方は、【数字に見えるもの】です。
数字に見える二重パッチムは右側を発音すると覚えておくとgood!
「ㄺ」→ 27,「ㄻ」→ 20,「ㄿ」→ 211
たくさんのパッチムがあって覚えるのが大変ですが、覚え方を工夫して少しでも早くパッチムをマスターしましょう(^^)/
まとめ
いかがでしたか?
今回はハングル勉強のSTEP 4「パッチム」について勉強しました。
はじめは発音や二重パッチムのルールが難しく感じますが、徐々に慣れていけば問題ありません。
お手本をよく聞いて、発音を真似することでどんどん慣れていくはずです!
ハングルマスターまであともう少し
最後まで一緒に頑張ろう!