【韓国語勉強】5日間でハングルを完璧にする方法!学習の進め方を紹介
韓国語を話せるようになりたいけど、そもそもハングルが読めない。どのように勉強したらよいの?
こんなお悩みをお持ちの方に、今回は「5日間でハングルを完璧にする方法」をご紹介します。
これから韓国語の勉強を始めようと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
5日間でハングルを覚える方法
初めてハングルを見たとき、多くの方は「何この記号…」と感じるかもしれませんが、ハングルは5日間あれば覚えられます。
中には1日足らずで読めるようになる方もいるほどで、実はそこまで難易度が高いものではありません。
ポイントは5つのステップに分けて覚えること。
いきなりすべて覚えようとすると頭がパンクしてしまう可能性があるので、次に紹介する5つのステップを5日に分けて学習することをおすすめします。
ハングルを覚える5つのステップ
- DAY1:ハングルの構成を理解する
- DAY2:母音を勉強する
- DAY3:子音を勉強する
- DAY4:パッチムをマスターする
- DAY5:発音ルールを知る
それではまず「DAY1 : ハングルの構成を理解する」から説明します。
DAY1 : ハングルの構成を理解する
ハングルの学習で一番初めに行うことは、「構成理解」です。
ハングルはひらがなやカタカナ、漢字とは作りが異なるため、まずは「ハングルってどのようにできているの?」という部分から学ぶことをおすすめします。
簡単に言うとローマ字と似ており、ハングルは「子音+母音」もしくは「子音+母音+子音(パッチム)」が組み合わさってできています。
例:「g」を表す子音のハングル(ㄱ)と「a」を表す母音のハングル(ㅏ)が組み合わさって「가(ga)」と発音する1つのハングルが完成
ただこれらの子音と母音は横同士でくっついたり、上下でくっついたりと、組み合わせ方はさまざまです。
ハングルを構成する4つの組み合わせパターン
これだけ見ると難しく感じますが、この段階では「こんな作りになっているんだな」くらいの認識で構いません。
以下の記事では具体例を挙げて詳しく説明しているので、併せてご覧ください。
DAY2 : 母音を学習する
ハングルの構成をなんとなく理解できたら、次は母音の学習です。
韓国語の母音は2種類あります。
- 基本母音(10個)
- 合成母音(11個)
基本母音は日本語で例えると「あ、い、う、え、お」のことで、合成母音は基本母音同士で組み合わされた母音のことです。
合成母音は少し複雑なので、最初は「①基本母音」の10個のみを覚えることに集中しましょう。
基本母音は以下の通りです。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ㅏ | ㅑ | ㅓ | ㅕ | ㅗ | ㅛ | ㅜ | ㅠ | ㅡ | ㅣ |
a | ya | eo | yeo | o | yo | u | yu | eu | i |
あ | や | お | よ | お | よ | う | ゆ | う | い |
また韓国語には日本語にない発音が存在するので、音声をよく聞いて発音の真似をしながら覚えるのがコツです。
書くのも大事ですが、とにかく発音することが大事!形と発音が一致するように口を動かしながら覚えましょう。
基本母音を一通り覚えられたら、合成母音に取り掛かります。
合成母音は次の11個です。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ㅐ | ㅒ | ㅔ | ㅖ | ㅘ | ㅙ | ㅚ | ㅝ | ㅞ | ㅟ | ㅢ |
ae | yae | e | ye | wa | wae | oe | wo | we | wi | ui |
え | いぇ | え | いぇ | わ | うぇ | うぇ | うぉ | うぇ | うぃ | うい |
DAY3 : 子音を学習する
母音の次は子音の学習です。子音は全部で19個、3つの種類に分かれています。
- 平音(10個)
- 激音(4個)
- 濃音(5個)
これらの主な違いは「発音の仕方」です。
19個もあると聞くと気が遠くなりそうですが、実は似ている子音が多いためそこまで難しくありません。
平音の10個が基本の子音となり、激音と濃音は平音の子音と文字の形が似ています。
平音は次の10個です。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平音 | ㄱ | ㄴ | ㄷ | ㄹ | ㅁ | ㅂ | ㅅ | ㅇ | ㅈ | ㅎ |
発音 | g | n | d | l | m | b | s | 無/ng | j | h |
続いて激音で、激しい息を出しながら発音する子音を指します。
① | ② | ③ | ④ | |
---|---|---|---|---|
激音 | ㅋ | ㅌ | ㅍ | ㅊ |
発音 | kh | th | ph | chh |
濃音は日本人にとって発音の仕方が難しいところもありますが、見た目が平音と似ているため読み方を覚えるのはそこまで難しくありません。
最初に小さい「っ」が入るイメージです。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | |
---|---|---|---|---|---|
濃音 | ㄲ | ㄸ | ㅃ | ㅆ | ㅉ |
発音 | っg | っd | っb | っs | っch |
DAY4 : パッチムを学習する
母音と子音の次はパッチムです。
パッチムは韓国語で「下敷き」という意味で、「子音+母音+子音」の最後の子音、文字の下敷きとなる位置にあります。
DAY1 の「ハングルの構成」で紹介した図の、③と④に出てきました。
子音16個を使いますが、発音の種類は7種類だけです。
パッチムについては以下に詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。
DAY5 : 発音のルールを理解する
最後は発音ルールの学習です。発音ルールとは、「〇〇の後に□□が続いたら△△と発音する」といったルールのことで、正しく韓国語を話せるようになるためには欠かせません。
たとえば英語で説明すると、「Nice to meet you」と発音するときに「ナイストゥーミートユー」ではなく「ナイストゥミーチュー」と、最後tとyouがつながって「ミーチュー」になりますよね。
韓国語にもこのような発音ルールが全部で9つあります。
- 有声音化
- 連音化
- 鼻音化
- 「ㅎ」弱音化
- 激音化
- 濃音化
- 流音化
- 母音「ㅢ」の発音
- 口蓋音化
これらのルールは複雑で、正直初心者にとって覚えるのはかなり大変です。
そこで、初心者にはまず次の2つを覚えておくことをおすすめします。
最初に覚えるべき2つの発音変化
- 連音化
- 弱音化
ここでは簡単に説明します。
連音化とは?
「連音化」とは、パッチムの後に母音がくるとそのパッチムが母音の「ㅇ」に移動して読まれるルールのことです。
- 한국어(韓国語):実際の発音は「한구거」
- 맛있어요(美味しいです):実際の発音は「마시써요」
英語でも「Thank you」を「センクユー」ではなく「センキュー」とつなげて読むように、韓国語でもこのようなルールがあります。
弱音化とは?
次に「弱音化」とは、あるパッチムの後に続く「ㅎ」の音が弱くなることです。
- 결혼(結婚):実際の発音は「겨론」
- 번호(番号):実際の発音は「버노」
「ㅎ」の音がはっきり発音されず、前のパッチムの音が聞こえます。
以上この2つが、初心者がまず覚えたい「発音のルール」です。
少し難しい話だったと思いますが、勉強を続けるうえで必要となってくるため少しずつ勉強していきましょう。
韓国語学習の手順
韓国語の学習は、ハングルだけではありません。ここまではハングルの学習方法をお伝えしましたが、ここからは韓国語学習の手順を解説します。
【補足】勉強法は人によって異なるため、この方法が絶対正しいという訳ではありません。ここでは実際にわたしが行った方法をお伝えするので、どのように勉強すべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
- ハングルを覚える
- 文法と単語を並行して学習する
- 会話を通じてアウトプットをする
わたしは上記の方法で韓国語を勉強し、わずか8ヶ月でTOPIK5級を取得しました!
各ステップを解説していきます。
1.ハングルを覚える
まず最初にすることは、ハングルを覚えることです。
タイトルにもある通り、ハングルは5日間あれば覚えられると考えています。
ハングルを覚える5つのステップ
- DAY1:ハングルの構成を理解する
- DAY2:母音を勉強する
- DAY3:子音を勉強する
- DAY4:パッチムをマスターする
- DAY5:発音ルールを知る
詳しい解説はこの章では省きますが、ステップごとに記事で解説しているのであわせてご覧ください。(上記リンクから解説記事に飛べます)
また最近はYoutubeにも素晴らしいコンテンツがたくさんあります。ご自身に合ったやり方で勉強してみてください。
2.文法と単語を並行して学習する
ハングルを読めるようになったら、次は初級の文法を学習します。
韓国語の学習教材を1冊購入し、繰り返し学習しましょう。複数の教材に手を出すのはあまりおすすめしません。
まずは1冊に絞って、完璧になるまで何度も繰り返し勉強するのが効果的です。どれにするか迷われている方は「できる韓国語初級Ⅰ」をおすすめします。
シンプルでわかりやすく、韓国語学習者に人気の教材です。レビュー記事は以下からご覧ください。
また単語学習に関しては、初級の文法をある程度勉強した後に並行して取り入れる方法を個人的にはおすすめします。
初級の段階では、単語帳を別途購入して学習するほど難しい単語が出てこないからです。
どの段階で取り入れるかは自由ですが、目安としては「できる韓国語初級Ⅱ」を開始するくらいでよいと思います。
3.会話を通じてアウトプットをする
初級の文法や単語の学習が一通り済んだら、会話を通じてアウトプットをしていきましょう。
「単語や文法を知っている」状態と「使える」状態は全く別物です。
また書いてある文章を読むのと聞くのも異なります。
会話相手がいない場合は独り言でも構いません。とにかく学習したことを声に出してアウトプットをし、単語や文法を定着させていきましょう。
オンラインスクールに通ってアウトプットをするのもおすすめの方法です。
まとめ:5日間でハングルをマスターしよう
今回は「5日間でハングルをマスターする方法」と「韓国語学習の進め方」についてお伝えしました。
この記事を読んでくださっている方が、自分に合った学習方法を見つけ、楽しんで韓国語学習に取り組めるよう応援しています。