【韓国ワーホリ】活動計画書の書き方と見本を公開!韓国語と日本語訳付き
韓国のワーホリ活動計画書って何を書くの?
書き方が分からない!
そんな悩みを抱える方に向けて、今回は韓国ワーホリの活動計画書の書き方を解説します。
私が実際に書いて提出した活動計画書も公開しているので、これから書く予定の方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
- 韓国のワーホリ申請に必要な書類
- 韓国のワーホリ活動計画書の書き方
- 活動計画書の見本
韓国のワーホリ申請に必要な書類
まず、韓国のワーホリを申請するにあたって必要な書類を紹介します。
大使館(領事館)によって提出書類が異なるので、今回は私が提出した大阪の領事館を例に挙げています。
- 査証発給申請書
- 写真
- パスポート(有効期間6ヵ月以上)
- パスポートのコピー
- 現住所が確認できる住民票または運転免許証、マイナンバーカードなど公的身分証明書とそのコピー(両面)
- 未成年者申請時は戸籍謄本および世帯全員記載の住民票
- 旅行日程および活動計画書 ← 今回紹介するのはコレ!
- 航空券の往復コピー(銀行残高が40万円以上の場合は不要)
- 銀行残高証明書原本(30万円以上)
- 【26歳以上の場合】理由書
※2024年4月現在
また2023年11月22日より、東京の大使館では犯罪経歴証明書、健康診断書、保険証書、在学証明書 or 最終学歴証明書の追加提出が必要になりました。
まだ十分な情報がなく書類取得に時間がかかるようなので、東京で申請される方は早めに準備しておくと良いでしょう。
活動計画書のフォーマット
では続いては、活動計画書のフォーマットについて解説します。
結論から言うと、活動計画書の書き方は大使館(領事館)によって異なります。
規定の書式を用意している地域もあれば、書き方は自由という地域もあります。
例えば、東京では指定の書式はなくワードで作成すればOKです。一方大阪では、HPから指定の様式をダウンロードして記入します。
大使館(領事館)によってさまざまなので、ご自身の地域ではどのようになっているのか一度ご確認ください。
参照:駐日本国大韓民国大使館 | 管轄地域案内
作成する言語もさまざま
実は活動計画書を作成するにあたって、どの言語で記入するかも大使館(領事館)によって違いがあります。
「韓国語or英語」という大使館(領事館)もあれば、「韓国語or日本語」という領事館も。
しかし、韓国で外国人登録の申請をするときに活動計画書を提出する必要があるので、あらかじめ韓国語で作成しておくのがおすすめです。
私は韓国語で作成しました!
活動計画書に記載する内容
では、活動計画書にはどのようなことを記入すれば良いのでしょうか?
フォーマットがある地域にお住まいの方はその通り作成し、ない方は以下の内容を参考にしてみてください。
フォーマットが用意されている、大阪領事館の活動計画書に記載する内容です。
- 基本事項(国籍、氏名、生年月日、性別、パスポートの種類、パスポート番号、韓国語レベル、滞在予定期間、入国日、出国日)
- ワーホリを申請する理由・動機・目的(700字以上)
- 月ごとの活動計画
- 帰国後の計画(700字以上)
- 学歴・経歴
注意点として、ワーキングホリデービザは観光を主な目的としています。
これに伴う滞在を補うための短期的な就労は可能ですが、就労が主な目的となってしまってはいけません。
そのため、活動計画書を作成するときはこの点に注意してくださいね!
私が提出した活動計画書を公開
次は、私が提出した活動計画書を公開します!
これから韓国へのワーホリを計画している方はぜひぜひご参考にしてください。
私の管轄地域は、指定の様式がある大阪領事館です。
注意した点や解説を入れながら見ていきましょう。
1枚目:ワーホリを申請する理由、動機、目的について
1枚目は「ワーキングホリデービザを申請する理由および動機、目的」を700字以上で書きました。
ざっくり内容をまとめると、
- ワーホリを申請した理由:韓国の文化を体験したい
- 韓国語を勉強するようになったきっかけ①:初めての韓国旅行
- 韓国語を勉強するようになったきっかけ②:もっと学びたいと思い韓国に留学
- ワーホリを申請した具体的な理由:留学中に達成できなかった地方への旅行や文化体験をしたい
- 韓国語力:TOPIK5級を取得
まずは、ワーキングホリデービザを申請した理由(結論)を書き、その後韓国語を勉強するようになった契機を書いていきました。
そしてこれまでの活動を踏まえて、ワーホリを申請した理由をさらに具体的にまとめました。
最後は、「韓国語で意思疎通できる能力がある」ということを証明するために自身の韓国語能力について触れました。
しかし、書き方に正解はありません。ワーホリ申請の理由や動機、目的がしっかりと記載されていればOKでしょう。
「どのように書けばよいか分からない」という方は、私が書いた流れを参考にしてみてください!(ご自身のお言葉に書き換えて記入いただきますよう、お願いします。)
日本語訳も、以下にまとめておきます。(そのまま訳しているので日本語が不自然な部分があります。ご了承ください。)
私がワーキングホリデービザを申請した理由は、韓国の文化を経験してその魅力に触れたいからです。これまで韓国に行ったことはありますが、文化体験や地方旅行はほとんど経験したことがありません。そのため、ワーキングホリデーで旅行をしながら韓国の文化を体験し、各地の魅力に触れたいと思っています。
私は1年半前に韓国語の勉強を始めました。韓国に旅行したとき、韓国の文化や料理、そして人々に触れ韓国に関心が生まれました。この経験がきっかけで韓国についてもっと知りたいという考えを持ち、韓国語を勉強し始めました。そしてハングルと文法を勉強してみると、日本語との違いや文化的な背景を知ることになり、次は直接韓国に行って韓国語を勉強しながら文化体験をしたいと思うようになりました。また私が好きな韓国ドラマを字幕なしで見たいという考えを持っていました。そして2023年2月から11月までの約9ヵ月間韓国に留学しました。
しかし韓国留学中は勉強に専念していて、韓国国内旅行はほとんど叶いませんでした。韓国語の実力を伸ばすという目的は留学で達成した反面、韓国の文化を体験するという目的は達成できませんでした。だから、ワーキングホリデーではソウルや釜山などの大きい都市だけでなく、韓国の歴史や文化を体験できる地域に行ってキムチ作りやナンタ鑑賞、伝統衣装に触れてみたいと思っています。
韓国語の実力に関しては、韓国留学中に語学堂2級から4級まで通っていたため、日常会話は可能です。初めはレストランやカフェで店員さんと会話するどころか、語学堂の先生と韓国語で会話するのも難しかったです。しかし留学開始6ヵ月が経つ頃には『韓国語能力試験(TOPIK)』5級に合格しました。そのときから少しずつ韓国語の実力が伸び、レストランで注文するのはもちろん、銀行で手続きをするとき、病院で診療を受けるときも相手と韓国語で意思疎通できるようになりました。
↓ここからは2枚目の上部2行です↓
これまで積み上げた知識や韓国語の実力で、ワーキングホリデーでは多様な地域に行って積極的に韓国の文化を体験したいと考えています。
2枚目・3枚目:月ごとの活動計画について
2枚目・3枚目は「月ごとの活動計画」についてです。
その月に具体的にどのようなことをするのかを、4~5つ列挙しました。
私は文化体験をしたいと考えていたので、主に各地へ旅行して文化を体験することを書きました。
ここでも、アルバイトなどの就労をメインとして記入しないようにしましょう。
1ヵ月目 | 2ヵ月目 | 3ヵ月目 |
---|---|---|
・外国人登録証申請 ・韓国の友だちに会う ・生活用品購入 ・住民センターで韓国語講座を登録 | ・銀行口座開設 ・大邱近代歴史館を観光 ・ランタン祭りに行く ・ハンバンカルビを食べる ・韓国の歴史に関する本を購入して勉強 | ・韓国料理教室で料理を習う ・韓国語講座受講 ・美容室に行く ・テジョンでマツパ ・韓国の歴史を勉強 |
4ヵ月目 | 5ヵ月目 | 6ヵ月目 |
・全州韓屋村で韓服を着て写真を撮る ・全州韓屋村でカフェに行く ・語学堂の先生と友だちに会う ・韓国料理教室で料理を習う TOPIKに向けて韓国語の勉強 | ・韓国料理教室で料理を習う ・友だちに韓国料理を作る ・日韓交流会に参加 ・韓国の演劇鑑賞 ・TOPIKに向けて韓国語の勉強 | ・韓国料理教室で料理を習う 日本から来る家族に韓国を案内 ・TOPIKを受ける ・テジョンで有名なカルグクスを食べる ・日韓交流会で知り合った友だちに会う |
7ヵ月目 | 8ヵ月目 | 9ヵ月目 |
・美容室に行く ・韓国の歴史を学習 ・慶州に行って大陵苑を見る ・サムパッ専門店でサムパッを食べる | ・マツパ ・友だちと韓国民俗村に行く ・韓国民俗村で磁器と漢詩を見る ・TOPIKに向けて韓国語の勉強 | ・KTXに乗ってソウルに行く ・北村韓屋村を観光 ・世宗大王博物館で世宗大王とハングルについて学習 ・TOPIKに向けて韓国語の勉強 ・日韓交流会に参加 |
10ヵ月目 | 11ヵ月目 | 12ヵ月目 |
・TOPIKを受ける ・日韓交流会に参加 ・日韓交流会で知り合った友だちに会う ・美容室に行く ・映画館で韓国映画を見る | ・釜山で友だちに会う ・釜山でカンジャンケジャンを食べる ・釜山でカフェに行く ・海東龍宮寺へ行く ・梵魚寺で茶道を習う | ・帰国準備 ・荷物を日本に送る ・韓国の友だちに会う ・帰国 |
4枚目:帰国後の計画について
最後は、「帰国後の計画」です。
1年間のワーホリを終えた後の、日本での計画を700字以上で書きました。
ざっくりした内容は、以下の通りです。
- 概要:計画①、計画②、計画③を考えている
- 計画①:これからワーホリする人に向けて情報発信をする
- 計画②:韓国で体験した文化や歴史を身近な人に伝える
- 計画③:韓国語力を活かした仕事に就く
- まとめ
とは言っても、帰国後の計画は人それぞれなので参考にならないかもしれません…
書き方や構成をぜひ真似してみてください!
ワーホリに行くときはスマホを格安キャリアにしよう!
最後は、私の経験を踏まえたスマホの契約についてお伝えします。
結論から言うと、ワーホリに行く前に日本でお使いのスマホのキャリアは格安SIMに変えておくことをおすすめします。
理由は2つです。
- 韓国滞在時:SMS認証が必要になったときに対応可能だから
- 一時帰国時:すぐにインターネットを使用できるから
韓国滞在時:SMS認証が必要になったときに対応可能
あまり機会はないと思いますが、韓国滞在時に日本の電話番号でSMS認証が必要になることがあります。
例えば、クレジットカードや銀行口座の登録情報を変更するときです。
しかし格安キャリアに変更しておくと、韓国滞在時は月々最低限の料金で利用(契約を維持)しながらSMS認証ができるというメリットがあります。
特に『楽天モバイル』なら、海外ローミング毎月2GB無料で、Rakuten Linkアプリ同士なら国際電話もかけ放題なのでおすすめです。
一時帰国時:すぐにインターネットを使用できる
1年間のワーキングホリデーなら、一時帰国をする方もいるかもしれません。
この場合も、格安キャリアで契約しておくと日本到着後すぐにインターネットを利用できます。
意外とこれは大切なポイントだと思っています…!!
私が語学留学していた時の話です。当時、大手キャリアの電話番号保管サービスを利用して渡韓していたため、インターネットを使うことができませんでした。
そして一時帰国時にインターネットを利用する場合は、直接ショップに行って手続きをする必要があったのです。
それがとても面倒で、日本にいる間は「日本用」のSIMカードを購入して利用していました。
「こうなるなら最初から格安キャリアに変えておけばよかったなあ」と少し後悔したので、これから渡韓される方は格安キャリアへの乗り換えも検討してみてください!